2013年ゴジラ問題

今回、このゴジラを作ったきっかけは、俗に言う「2013年ゴジラ問題」でした。

まぁ、俗に言うといっても僕がそう言ってるだけなんですけどね。

東宝映画社長の富山氏(元プロデューサー)が「ゴジラ復活は2013年ぐらいかなぁ。」と発言したとかしないとかで、僕の心は「どうなるんだ!」となってるわけです。

いいですか?あと3年しかないんです。
いや、時間がかかればいい映画が出来るわけではないんですが、やはりファンとしては心配なわけでして。

何が心配かと言えば、それは「おもしろくなるのか?」ということに集約されるわけですが。
細かくいえば「監督は誰なんだ?」「音楽はだれがやるんだ?」「ゴジラのデザインは?」「敵役はでるの!?」「というか、本当に2013年にやんのか!?」という心配ですね。

どうですか?気持ち悪いでしょう?

まぁ、ファンの方なら同じ事を考えてる人もいそうですが。
しかしながら、そうなってくると自分の「こういうストーリーだったらいいのになぁ。」という妄想が始まります。
どうです?気持ち悪いでしょう?

さらにそこから「こういうゴジラのデザインはどうだろうか。」と妄想がはじまります。
どうです?気持ち悪いでしょう?

結果、今の僕にはオリジナルストーリーとオリジナルデザインのゴジラが4つ5つストックがあります!
あー、気持ち悪い。

今回のゴジラはそのストックの中の一つです。
そんなことを考えてると、どうにもこうにも居ても立ってもいられず「作るしかない!」となったわけです。
いわば今回のゴジラは「僕」から「ファン」「東宝」「世間」への問いかけみたいなものです。

「こういうゴジラはどうだろうか?」

そういう問いかけです。
僕の問いかけを少しでもいいから色んな人に見てもらいたい。そんな気持ちで今回は制作しました。

僕のようなスタッフでもなければ、知名度の無いような人間が何をやっても影響なんてないでしょう。
それでも、やらなければならぬと思ってしまった僕のようなファンの何かが、小さくても波紋を作り機運が高まればと、そう思っています。

なんだかんだと恥ずかしいことを書きましたが、まだ!僕の脳内ストックには3つくらいのオリジナルゴジラが控えてますんで、また作ろうかと思います。
その時はまた恥ずかしい文書を書かせていただきます。

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頭そして首!

頭と首の制作に入ります。

まずは頭からやります。
でないと首の造形や太さなんかが決まんないんで。

体全体が大きくなってますし、顔が小さいのは個人的にあまり好かないんで少し大きめにしようと思います。
まずは縦幅横幅共に大きくしようと思います。
顔の縦横を十字にバッサリ切って、断面にソフビ片を貼り接着。
下顎は横幅のみ太くしました。

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こんな感じです。

歯はどうせ全部作り直すので中身ごと切り抜きます。
舌も作るんで、上と同様下も切り抜きます。
切り抜いた後はソフビで蓋をします。

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んで、顔の造形に入ります。
まぶたと目玉をバッサリ切って、元のモールドを少し削り下準備は完了。
目を大きく見開いているようにしたいので目玉、まぶた共に3~4割増しとなっております。
お得ですね。

歯を剥き出しにした感じにしたいので、ほほ肉が少し吊り上ったように造形します。
怪獣は顔が命。繊細に繊細に、でも時々は大胆に!
エロ漫画の女の子みたいですね!

そうこうしている内に形が出来上がっていきます。

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顔はここらへんにして、首に移ります。

以外にここの工程で時間を食ってしまいました。
理由はまぁわかってるんですけどね。
制作前に「どうにかなるだろう」とテキトーに考えてたのが、その理由ですね。
反省ですね。

まずは、首の位置を決めます。
その後は左右で対象になるように切ったりソフビ片を挟んだりルーターで削ったりします。

それが終わったら、何とかして首と頭をくっつけます。なんでもいいです。力技です。

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まずはこんなです。
ここから、首と頭がちゃんとくっつくようにソフビ片をはっ着けていきます。
写真の下顎は仮止め状態です。ガッチリ着けちゃうと塗装が出来ないので。

なんとか頭の形状が見えてきました。

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やっと完成が見てきました。
ガッツで仕上げるのだ!

頭にパテを盛っていきます。
丸みを出すのに手間取りました。盛っては削りを繰り返し、しかし時間をかけ過ぎたらパテが固まってしまうのでそこそこ早目に造形しなければなりません。
パッパッパと手を動かしていると、「あ、なんか造形氏っぽいなぁ!カッコイイなぁ!」と変に高揚感が出てきたので、これを逃さず勢いで作りあげます。

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おぉ、カッコイイ!
こいつ、カッコイイぞ!

ここまできたら、これからの作業の関係上、先に下顎を塗装してもらいます。
今回も塗装は我等がナイスガイ、大社長の滝本氏です。
よろしくお願いします。

さて、塗装していただいた下顎を首に接着し、首の造形に入ります。
今回は顎を引いてる状態なので、首の肉にしわが寄るように造形します。

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頭はこれまた作業の関係上の問題で先に塗装してもらってます。

で!塗装が完了した頭を接着、処理したものがコレ!

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よし、出来た!

そして、カッコイイ!

フゥ~!
いやぁ、自分で言うのもアレですけど、いいですね。
自分で作ったからこそでもあるんですけど。

まぁ、自分で作ったというか、基になる物があればこそなんですけど。
ありがとうバンプレスト!ありがとう酒井ゆうじさん!

さて、お次はこのゴジラに対する思いや何やらを徒然と書きたいと思います。
ではでは。

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バリバリーン!

さて、腕と胴体部の制作です。

足は巨大化しましたが腕は大きくしない方向で。
バランス的にちょっとおかしい事になってしまうんで。
変更箇所は手のひらを少し大きくして、爪を鋭くし、力んでいる様に手首の角度と肘の角度を変更したくらいです。

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で、胴体です。
ここが肝心です。それが一番大事ですよ。
「放射能火炎を吐く前の、エネルギーを溜め込んでいるところ」が今回のテーマです。
そして、そのエネルギーが膨らんで皮膚を突き破らんばかり!というシーンを演出したいんですよ!
なんてカッコイイんだ!なんて斬新なんだ!
イカスぜ!イェーイ!

まぁ、肝な部分ですよね。
胸をどういう形にするか思考錯誤しながら盛り付けていきます。

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決まったら、胸に入るヒビをどういう形にするかペンで描いていきます。

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ヒビはHIGEさんに描いていただきました。
ありがとうございました。

これをルーターで削っていきます。
深いところ浅いところをバランス見ながら、且つ大胆に!彫って削っていきます。

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完成です。
おぉ・・・・・・カッコイイ・・・・・。素晴らしい!
これは革命やでー!

とにかく、これに色がついたら、どうなってしまうんだ!
ということでお楽しみに。

さて、ところがどっこい溜五郎。
これで終了ではありません。
肩に棘をつけてやろうか、このやろう!という感じでね。

体から流れ出るエネルギーを表現してやろうか、こんちくしょー!みたいな感じで。
着け位置に3mmのアルミ線を刺してその上から盛っていきます。
棘の数は多すぎず、シンプルでも迫力がでるよう、バランスを見ながら作っていきます。

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こんな感じです。
足にも同様の棘が生えております。
背びれでもなく皮膚とも違うよくわかんない棘ですが、これが有る無いで全く印象が違うものだなぁ。と新しい発見。
棘の表現も要勉強だなぁ。

さてさて。
あとは顔と首を残すのみです。
顔が悪けりゃどんなに他で頑張ってても台無しになる可能性があるので、気張ってまいります!

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フット!

さて、足のお話。

今回は足を大きく力強く見せたいので、パテをモリモリ盛りました。

盛る前の写真がこちら。

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この状態でレジンを注入。
このままパテを盛ってしまったらさすがに大きくなりすぎてしまうので、表面をルーターである程度削ります。

今回は、キンゴジのようにたくましく迫力のあるものにしたいんですよ。
足だけじゃなく全体的に。
あとは皮膚のモールドをわかりやすく硬いものが割れたようにしたかったので、そのイメージ通りになるよう造形していきます。

左右の大きさに破綻がないよう、遠めから眺めたり回転させたりしながら慎重、且つ大胆に!造形していきます。

あとは、筋肉の流れによってもモールドの入れ方なんかも違ってくるので、そこらに気をつけながら、これまた慎重、且つ大胆に!ね。

足が太くなってもつま先が小さいんじゃアレなんで、爪を大きくします。

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爪や尖ってる所はマジックスカルプじゃなくて、タミヤのエポパテを使用します。
タミヤのは密度があるんで削ったりする作業には向いてるんですが、マジックスカルプはタミヤほどの密度は無いんで削ったり切ったりの作業には向いてないように思います。

んで、慎重、且つ大胆に!作業を進めた結果がこれです。

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どうだ!力強いだろう?
どうだい?これで明るくなっただろう?
成金じゃないっつーね。
まぁ、これで足は・・・、いや!画像をよく見て下さい。
太ももに変な、いやカッコイイ棘が!

その棘の正体は・・・また次回!
次は胴体と腕のお話でも。

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尻尾

前回の続き。

尻尾の改造ですが、今まで気にはなりつつも手を付けなかった尻尾。
結局のところ上手い改造の仕方が思いつかず、ウヤムヤしてたんですが、「これはいかん!」と一念発起して形を変えてやろうじゃないかと!
落ち込むんならやってから落ち込もうと!
とりあえず、改造前の尻尾です。

2010012013390000

こんな感じです。
これだとイマイチわかんないんで、もう一枚。

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前に作ったヤツですけど、これでもイマイチわかんないですね!
つまりは元は左側に巻き込んだ形になってるんですけど、これを上向きにしたいわけです。

何個か案はありまして、ヒートガンなり熱湯なりで柔らかくして無理くり形を変えたろかと思ったんですが、これだと後の加工が大変そうなので断念。
ならばと考えたのは一から作ったろかとも思ったんですが、使う素材や総合の手間を考えたらゾッとしたので断念。
結果、切ってソフビを貼っての一番オーソドックスな方法に落ち着きました。
しかしながら、これはこれで大変そうだなぁ!
何をやろうとも、大変なことは大変なのだなぁ!

まずはもう切ります。
切って上向きになるよう調整して、切った隙間にソフビ片を入れて接着。
画像が無いとわかりにくいですが、僕のうっかりで撮影し忘れてしまいました。
想像力をフルに使ってください。

背びれの位置が揃わなかったりしますが、それは切ります。
背びれごと根元から切ります。
それを理想の位置に接着してしまいましょう。
後の処理は知恵と勇気とガッツと根気で何とかします。
頑張って何とかします!

ソフビ片を挟んだ所はルーターでガリガリ削ります。
不自然になってしまう皮膚の部分もこの際ですから削ってしまいます。
削って形が出たら、ついに登場パテを使用します。
今回も使用するのはマジックスカルプです。
スパチュラを駆使し皮膚を造詣します。 

文章で書いたらこんなですが、地味に手のかかる作業でした。
まぁ、個人的に鬼門の一つだった尻尾を何とか攻略できたので一つスキルアップ出来た、やも。
とりあえず、改造後の写真でも。

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さて、お次は足のお話でも。

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また今年も!

2010年、あけましておめでとうございます。

前の更新はいつだったでしょうか?
8月ですか。ははぁ、そうですか。
おめでとうございます!

さて、いくら更新してないからといって暇だったわけでも、ましてや5ヵ月間という微妙な期間の冷凍睡眠にはいってたわけでもありません。
忙しかったんです。

そう、忙しかったんです!

んで、最近なにをやってたかというと、アレです。
そう、アレです!

わかっちゃった人いるかもしれませんが、まだ言わないでください。
わかんない人のためにヒントを。
「ゴ」から始まるあれです!

そう、「ゴリラーマンの全巻一気読み」です!

ウッソでーす!
それ仕事じゃなーいね!
「ゴリラーマン」と「BECK」の作者は一緒だねー!
鳥人だね!

前置きはいいんです。
まぁ、僕が満足なんで良しとします。

まぁ、恒例の「バンプレゴジラの改造」ですけどね。どうせね。
今回で何体目ですか?4体目ですか?
よくもまぁ飽きもせず何体も作りますこと!

いーんです!好きですから!楽しいですから!
とにかく、また作るんであれば今までと違うテーマでやらなければということで、今回のテーマは「グググッ」です。

「なんだ。ついに頭が湧いたか。」とか思いましたか?
前からなんで気にしないでください。
とにかくイメージ画をみていただきましょう。

2010010815190000

よくわかんないですね。
頭ん中のイメージに画力がついていってないですね。
イメージとしては放射能火炎を吐く前の状態。
エネルギーを溜め込んでるところです。

体がエネルギーに耐えられなくて皮膚が裂けて、エネルギーの光が漏れてるっていう感じです。

うん。

新しい!
これ、新しいゼ!

そしてカッコいいぜ!
おもしろカッコいいぜ!

ということで作ります。
まずは切り刻んでポージングを作っていきます。

慣れたもんですから、ザクザク切ってソフビ片をペタペタ貼っていきます。
あれよあれよとポーズが変わっていきます。

2010010815250000

2010010815250001

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こんなです。
見てわかりますとおり、これからやることが一杯です!
うーん、頭が痛い。
でもやる!

しかしこの時、想像以上の困難が待っていることに、僕はまだ気づいてないのだった。
次回「あ、尻尾忘れてた!」にご期待ください。

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キシェッ!

さて、サンダとガイラの処理ですが。

まぁ、ソフビのキットはどれもそうだとは思うんですが、
組んだ時にどうしても合わせ目がわかってしまいます。
こんな風に。

2009080915080000

どんなにいいキットでも、合わせ目が見えちゃったら興醒めですので、ここの処理をします。

パテで皮膚を新造していくわけですが、満遍なく皮膚を作ると逆に不自然になってしまうので、要所要所ポイントで作っていきます。

こんな感じで。

2009080921030001

キットの表面はブツブツというかザラザラしてるんで、新造部分もブツブツザラザラにしてやります。

ドロドロにしたラッカーパテを、毛を短くした筆に付けて、新造部分に軽く叩き付けていきます。
するとどうでしょう!
ツルツルだった新造部分が、ブツブツのザラザラに!
まぁ、俗に言うドライブラシってやつですね。

こちらがその写真。

2009080921460000

あれ、よくわからないなぁー。

いや、大丈夫!大丈夫博士!
ちゃんとブツブツのザラザラになってますから!

因みに、今回使用したラッカーパテは前のゴジラでも紹介したグレージングパテを使用しています。

で、処理の方はこんな感じで。
この「サンダ対ガイラ」はヤフオクに出品してるんで、興味の
ある方は是非。
おおた氏の渾身の塗装で大変なことになってますよ!
マジで!

ではでは。
メキシコメキシコー!

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ジミー対さんま

PARADISEさんから発売されているソフビキット、
「サンダ対ガイラ」を組んでおります。

Photo

いやぁ、いい顔つきをしております。

こちらは、明石屋さんま似のサンダ。
Photo_2

ジミー大西似のこちらがガイラ。
Photo_3

なんとも野性味溢れる面構え。
ラス・タンブリンの少々クドい顔や、ジミーちゃんの大ヒットギャグ
「メキシコメキシコー」が脳裏を過ぎります。

よく出来たキットですが、ソフビの運命かベースもソフビです。
このままだとキットの設置どころの話じゃございませんですよ!
まずはベースの設置をしっかりするところからです。

んで、ベースにレジンを流し込むわけですが、流し込む前に
ベースの水平をとる必要があります。
長い板にベースを貼り付けます。

2009080719110000

その後、板を裏返しレジンの注入口を開けます。
んで、同じ高さの台を二つ用意して、板の両端を台に
乗っけます。
そしてレジンを注入!

んー、写真で見た方が解りやすいね!
ってことでこちらをどうぞ。

2009080719120000

この季節はレジンが固まるのが早いので、素早く入れ
ないと注いでる途中でレジンが固まってしまいます。
写真のように!

2009080719120001

さて、次はジミー&さんまの処理です。

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ミレニアムゴジラ 塗装は大変編

さて。
とりあえず比較画像が出来たのでご覧ください。

2009080519480000_2

2009080519480000_3

2009080519490000_2

携帯の写真なんでぼやけてますが。

ぱっと見では、改造前と改造後の画像だなんて

わかんないね!

それは僕が頑張って改造したからというのもありますが、それと
同じくらい塗装が大事ですよね。
塗装をしていただいたのは、倉敷が誇る男前!われ等がGEMINIの
シャチョさんの瀧本盛仁さんです。
塗装の上手さは、スタッフの僕が言うのも何ですが相当なモンです。
かなりのレヴェルです。ションベンを漏らす勢いです。大きい方は
どうかわからんですが。
それに男前です。これもションベンを漏らす勢いです。大きい方は・・・。

ともかく、今回のゴジラもがっつりカッコよく塗っていただきました。
製作した僕がイメージしている色を瀧本さんに伝えて塗っていただく
んですが、僕が伝え切れないところや細かいところは瀧本さんにほぼ
任せています。
僕が塗ったんじゃあこうはいかんだろうなぁ!
瀧本さんの素晴らしい塗装でより良くなったキット達の画像が見れるのは
GEMINIのHPだけ!

http://gemini555.com/

と、何か宣伝みたいになってしまいましたが、本当に素晴らしいので是非
ともご覧になってください。

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ミレニアムゴジラ改造 実践編最終回

実践編最終回でございます。

大体のところは説明しましたんで、細かいところの説明でも。

Godzilla_0066 手の爪は前にも書きましたが、タミヤのエポパテを使用しています。
ただ、滑らかな面だとソフビとエポパテの
境目が出てしまう場合があるので、溶きパテを塗って処理しました。

2009080423000000 使用したパテはグレージングパテという、板金なんかによく使用されるパテです。

Godzilla_0088

脚の爪は新たに造形。

参考にしたのは世界最大種のトカゲ、コモドドラゴンの爪を参考にしました。

このコモドドラゴンはいつかは生で拝見したいなぁと考えておりまして。
デカいトカゲなんて、絶対カッコイイじゃないですか!
数年前、エゲレスに行った時に、博物館で剥製を見たんですよ。
いやぁデカかった。子供のだったんですけど、デカかった!
こんなのが歩いてろのを想像したら、興奮しちゃうね!
それに人間をバクバク食べちゃうらしいですよ。なんて凶暴なんでしょう!
はぁ、生で見てみたい!安全な所から!

ということで、僕の中では「凶暴=コモドドラゴン」なのです。
結構、上手くできたのではと思っています。

んでんで、今回のチャレンジ造形その2。

Godzilla_0044 トゲでございますよ、トゲ。

皮膚がささくれ立ったような表現として、トゲの造形を追加したですけれども。
アレンジで凶暴さを表現するとなった時に、頭にぱっと思い浮かんだのが
「白目」
「尖ってる」
のキーワード二つでした。

白目というのは、それだけで不気味で理性が無い感じで凶暴さに繋がるん
ですが、「尖ってる」のは果たして凶暴さに繋がるだろうか?という
懸念がありまして
だって尖ってて凶暴な動物ってあまりいないじゃないですか。イメージは
出来てもそれをやるべきかどうかを悩んでたんですけど。
ただ、「尖ってる」表現は今まで様々なモデラーさんがやってます。
その一つ一つに個性があり、どれも違うものです。
だったら俺もやってみよう!と。
俺には俺のトゲがあるんだい!と。
今回のトゲはあまり目立たないよう、味付け程度に抑えてあります。
しかし、味付け程度でも意味合いが大きいものになるようにもしています。
見る側の方の判断にもよりますが、僕はトゲを付けてよかったと思って
います。

さて、今までの改造工程を行って出来ましたのがこちら!
のページへどうぞ。
http://gemini555.com/godzilla-iso3.html

どうだ!凄いだろう?
ここまで来るのに何だかんだで時間かかっちゃたなぁ。
まぁ、その時間に見合ったものは出来たと思ってます。

さて、実践編を4回に渡って長々と書き散らしましたが、やはり作業工程を
文章だけで表すのは限界があるようです。僕の文章力的にも。
やはり、写真を多用した方が解りやすいですね。
次回からはそこら辺にもっと気を効かせねばなぁと反省しております。

そして!
アナウンスが遅れましたが、この完成品はただいまyahoo!オークションに
出品しています。
興味のある方はぜひとも。

次回は・・・・何を書こうか決めてませんが、色々と書きます。

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